大和国一宮・三輪明神 大神神社

摂社 大直禰子神社(おおたたねこじんじゃ)  

若宮

(ご祭神)
大直禰子命(おおたたねこのみこと)


(由 緒)
ご祭神の大直禰子命は大物主大神のご子孫です。
第10代崇神天皇(すじんてんのう)の御代に疫病が大流行し、国難がおこり、多くの国民が命を失いました。その時に天皇の御夢に大物主大神があらわれ、「わが児の大田田根子(大直禰子命)に私を祀らせたならば国は平安になる」とお告げになりました。天皇は現在の堺市付近に当たる茅渟県陶邑(ちぬのあがたすえむら)で大直禰子命を見出され、大神の神を祀る神主にされると、疫病は治まり国が平和になり栄えました。
また、ご祭神が大物主大神のご子孫であることから若宮社とも呼ばれ、春の大神祭(おおみわさい)では若宮の御分霊が神輿に遷され、三輪の町中を巡る若宮神幸祭(わかみやしんこうさい)が行われます。
神仏習合の時代は大神寺(おおみわでら)、後に大御輪寺(だいごりんじ)として、永らく大直禰子命の御神像と十一面観音像(国宝・現在は市内の聖林寺に奉安)があわせ祀られてきました。
本殿には奈良時代の大神寺創建当初の部材が残っており、最古級の神宮寺遺構として貴重なものです。現在は室町時代の姿に復原され、国の重要文化財に指定されています。
例祭日4月8日


神仏習合と若宮社
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